エチオピアへの投資が有利な理由

エチオピアにおける投資および共同経営の機会投資家の皆様を歓迎しますエチオピアの輸出製品について
エチオピアへの投資が有利な理由エチオピアの高品質スペシャルティー・コーヒーの輸出量が5倍増になりました。

エチオピア経済は圧倒的に農業に依存しており、GDPの45%、総輸出品目の62%、そして労働人口の85%が従事しています。製造、採鉱、貿易、観光、建設、サービス業等は残りの55%ですが、産業はわずかGDPの11%で、総輸出量の16%となっています。
エチオピアの気候は地域ごとに異なるため、多種多様な作物が生産されています。しかし中でも、日本でモカ・コーヒーとして販売されているコーヒー・アラビカは、外貨獲得率の最も高いエチオピアの主要なキャッシュ・クロップです。この他のキャッシュ・クロップにオイル・シード(例えばゴマ、大豆など)や、その他の豆類(タチナタ豆、レンズ豆など)、綿、果物、サトウキビなどがありますが、輸出量はそれほど多くありません。しかし農業の大半は昔ながらの技術で耕作する小作農に頼っており、彼らが技術を習得し、高い効率性を得られれば、大変魅力的な投資分野です。

製造業は現在のところ過去最低数値で、歳入の11%に過ぎません。しかしこのセクターは急成長しており魅力的な投資機会です。衣服などのアパレル、食肉の缶詰や冷凍肉、皮革の半加工製品、砂糖、糖蜜、靴や手袋、タバコ、飲料、油かす、蜜蝋などが国際市場に輸出されています。

採鉱業セクターはわずか3%ですが、金、タンタル、ニッケル、鉄、石炭、大理石、酸化カリウム、銅、シリカ、また石油や天然ガス等の埋蔵も証明されており、その採掘が待たれています。国外および国内の投資家にとって非常に魅力的な機会です。

1991年に軍事政権が崩壊し統制経済が廃止された後、自由市場経済への移行および世界経済への早急な参画、また民間セクターへの投資促進など、政府は大胆な改革を断行してきました。改革とは国内貨幣の平価切下げ、世界市場を基準とした銀行仲介による外貨市場の導入、国内物価の制限廃止、輸出税および補助金の廃止、海外貿易の自由化、減税、国有企業の民間移行、競争率の高い投資分野の規約公開などです。
この改革の結果、過去数年間の年平均経済成長率は6.3%を遂げています。インフレ率は1992年の20%から過去10年間は4%に下がっています。外国為替取引も安定しており、予算欠損額も減額しています。以上のように豊富な民間投資機会が皆様をお待ちしています。

過去9ヶ月間の新規投資額だけ見ても、総外国投資額の半分、100億ブル(約11.6億USドル)を計上しています。昨年の外国投資資本の増加率は28%だったことを考慮すると、エチオピアがいかに急速に成長し、投資家にとって魅力ある投資機会となっていることは明確です。

以上挙げたエチオピアへの投資が有利な理由の他に、国連貿易開発会議(UNCTAD)と世界貿易機構(WTO)が共同作成し、最近内容変更され発表された試案には、以下の4点が示されています。

恐らく最も重要な点は国家の安全と安定でしょう。エチオピアはあらゆる点で多種多様な国家ですが、大変安定した政治体制と経済環境、そして犯罪や社会的混乱が非常に少ないのが特徴です。第二点として、7,200万人の人口を抱える、アフリカで最大規模の国内市場を誇っています。購買力は近年低下傾向ですが、GDP成長率は安定しており、過去10年間は平均6.3%となっています。

3番目の理由としては特徴的な気候が挙げられます。国土の45%が高地であるため、平均気温は摂氏15度から20度という大変心地よい気候に恵まれています。この気候環境が多種類の作物育成に格好の機会を提供しています。どんな作物でも生育が可能です。最後にエチオピアは開発途上国の中でも、通常見られるような汚職が存在しない、大変特異な国です。この事実が国有セクターやその他で、事業経費が安価に抑えられることにつながっています。公務員のモラル評価については、行政機関の改革が現在進められているため、さらに強化されるものと思われます。

エチオピアは他では見られないユニークなビジネスおよび投資機会を提供しています。この機会に日本のビジネス関係の皆様は、エチオピアに投資していただきますよう強く期待しております。伝統の国エチオピアの政府そして国民は、日本の皆様をお迎えする準備が既に出来ております。

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