投資家の皆様を歓迎します

エチオピアにおける投資および共同経営の機会投資家の皆様を歓迎しますエチオピアの輸出製品について
エチオピアへの投資が有利な理由エチオピアの高品質スペシャルティー・コーヒーの輸出量が5倍増になりました。

エチオピアの経済は、圧倒的に農業に依存しており、GDPの45%、輸出全体の62%、そして労働人口の85%が就労しています。GDPの残り55%は、製造業、地下資源、貿易、観光、建設、サービス業などです。産業はGDPの11%で、輸出全体の16%にすぎません。
アメリカのヘリテージ・ファンデーションにより毎年出版されている経済自由目録によると、2004年のエチオピア・ビジネス環境の成長は世界第2位であったとあります。この順位は以下の4つの基準:貿易政策、外国投資、財政赤字、政府介入等の状況により決定されます。
市場優先の経済政策、また自由投資法に則り、エチオピア投資委員会(外国投資に関する責任団体)は、以下に挙げる可能性の高い投資分野への、迅速な手続きをお手伝いいたします。今こそエチオピアへの投資の時です。東京のエチオピア連邦民主共和国大使館は、エチオピアへの投資に興味をお持ちの皆様に、いつでも協力させていただく準備ができています。

エチオピアへの投資が有利な理由

投資家の皆様が、エチオピアを可能性の高い投資目的地として選ばれる理由は、以下のとおりです。

  • 安定した政治体制
  • 自由経済市場
  • マクロ経済、政策、為替の安定を助成
  • 変化に富んだ気候風土と肥沃な大地
  • 7000万人口を抱える国内市場
  • アフリカ23ケ国から成る東南アフリカ共通市場(Common Market for Eastern and Southern Africa – COMESA)へのアクセス
  • ACP‐EU協定によるヨーロッパ市場への特別恩恵措置
  • アフリカの進展及び機会創出条約(the African Growth and Opportunity Act – AGOA)を通して、アメリカへの有利なアクセス
  • アメリカ普及システム特別恩恵措置(the US Generalized System Preference – GSP)による輸出市場
  • 手つかずの原材料が眠る宝庫
  • 安価で訓練可能な労働力
  • 中東、ヨーロッパ、アジア市場への、戦略的に有利な地理的条件
  • 魅力的な優遇措置
  • 民営化への移行を促進

投資分野

1.農業関連事業

農業はエチオピア経済の主要産業で、全人口の85%が従事しています。GDPの45%、また輸出総量の62%を占めています。エチオピアの気候風土や大地は多様な作物の生産に適しています。約146種類の作物が生産されていますが、中でも穀物、豆、オイルシードなどが主要品目です。
コーヒー、綿、タバコ、砂糖キビ、紅茶、スパイス、花、果物、野菜などの換金作物が生産されています。
エチオピアの家畜保有数は、牛が3,500万頭、羊が1,140万頭、山羊が1,000万頭、鶏が3,800万羽など、世界一を誇っています。
淡水魚の年間養殖可能生産量は、45,000トンですが、現在はそのわずか20%に止まっています。
林業分野で可能性の高い投資品目は、ガムやインセンス(香料)などの他、木材用の大規模植林事業や、ゴム農園の開設などが挙げられます。
またエチオピアは蜂蜜生産量ではアフリカで第一位、蜜蝋生産では世界第四位に位置しています。国内には1000万箇所に及ぶ蜂巣コロニーや、800以上の蜂蜜工場があります。

食品加工産業

食肉、魚類や魚製品、果物や野菜、ディリ-プロダクトの加工や保存、また砂糖、醸成品、ミネラル水の生産や加工などが含まれます。

2.生産業

生産業はGDPの7%で、5.3%の労働人口が従事しています。全体で145の国有企業そして大小643の民間企業が従事しています。
豊かな人的および自然資源を生かして、農業中心の経済体制から段階的に産業化を目指す、産業化戦略農業開発(the Agricultural Development Led Industrialization (ADSI) Strategy)の政策を基本にしています。

可能性の高い投資分野は、食糧・飲料関係、皮革及び皮革製品、繊維及び衣料、化学薬品や紙、建設用資材、治金などです。

3.地下鉱物資源

エチオピアは、多くの地下資源鉱物の採鉱および開発有望地を有しています。グリーン・ストーン地帯は、世界で最も良質の金が発掘され、エチオピア政府は、すでに500メトリック・トン以上の金が埋蔵されていることを認めています。その他、タンタル、プラチナ、ニッケル、ポタジウムやソーダ灰も大量に埋蔵されています。

建築資材としては、大理石、石灰岩、ライムストーン、粘土、石膏、宝石の原石、鉄鉱石、石炭、銅、シリカ、ダイアトマイテ、ベントマイテなどが挙げられます。

また炭素物質埋蔵量としては、オガデン、ガンベラ、ブルーナイル、リフト・バレーの南面など4ヶ所で、石油、ナチュラル・ガスなどが埋蔵されています。

4.観光

エチオピアはユニークな歴史や文化、またワイルドで自然溢れる景観、温暖な気候、多様な動植物群、そして世界的に重要な歴史的な化石の発掘場所などで有名です。またアフリカの魅力の一つでもある、人々の暖かい、真心込もるもてなしの心が溢れています。首都「アディス・アババ」より北方は、エチオピアの貴重な歴史史跡ルートとして知られています。最初の都「アクスム」、中世に栄えた都「ラリベラ」、ウークロのアルネガッシ・モスク、中世の古都「ゴンダール」、そして古い教会が現存している島々が点在するタナ湖など、世界からの観光客をお待ちしています。その他にも壁に囲まれた町「ハラール」、多くの野生動物や鳥類(エチオピア固有のものも多数)、そしてブルーナイルの源流である、壮大なティシサットの瀑布(滝)など魅力満載です。

優遇措置

-所得税控除期間

製造業や農業関連事業への新たな投資、または農業を推進するための投資による所得税額は、投資分野や輸出総量などにより2年から8年間控除される。

-輸入通関税

  • 投資先企業で製造される製品の資本財に課せられる、輸入通関税その他の輸入税金は100%控除、またスペア・パーツは輸入資本財総量の15%免除。
  • 輸入関税やその他の税金を支払わずに輸入される投資資本材は、同様の恩典を受ける投資家への譲渡も可能。
  • 輸出製品を生産するための原材料の輸入に課税される関税やその他の税金の控除は、認められている。

-輸出関税の支払控除

  • エチオピアからの輸出製品やサービスの輸出に課せられる、いかなる税金も控除される。

―損失持越し

所得税控除期間の企業損失は、控除期間の終了後、次の所得税控除期間の上半期に持越しする事ができる。

保証

資本および収益の本国送還

外国投資家による資本および配当金また利子の本国送金は、保証されています。いずれの外国投資家も、送金日の為替レートでエチオピア国外に送金できる特権を持っています。

  • 投資家が計上した利益、また配当金
  • 海外ローンの元金や、利子の支払
  • 技術移行、また経営協定に関する支払
  • 販売、または事業清算の収益
  • 国内投資家への株式、または事業の所有権の一部移行による収益
  • 外国投資家へ支払われる賠償金
  • 国外就労者から、現地の規制や指示に従って振り込まれる給料その他の支払

没収に対する保証

エチオピア連邦民主共和国憲法は、個人資産を保護します。投資公式宣言にも公益のため、また法律に従うことにより起こり得る没収措置や、国有化による没収などから、投資家を保護しています。この様な没収がなされた場合、政府は適切な、そして市場価格に応じた賠償金を速やかに支払います。

その他の保証

エチオピアは世界銀行多国間投資保証機関(MIGA)のメンバーです。
エチオピアは相互投資推進・保護条約を、ヨーロッパ、中東、アフリカの諸国と締結しています。
エチオピアは、世界銀行条約の国家および諸外国間投資紛争解決の国際会議 (ICSID)で署名しています。

現在慣行されている税金

税金の種類 税率
1. 企業所得税 30%
2. (資本)の運用税 (TOT) 2%-10%
3. 物品税 10%-100%
4. 通関税 0%-35%
5. 就労による所得税 0%-35%
6. 輸出税 ・・・・・・・・・・
7. 源泉税 2%
8. 付加価値税 15%
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